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アシュラ
- アシュラ
1~5件/全5件
凄まじき生きていくリアリティー
- ★★★★★
- 投稿者:まさ修羅 2020年12月21日
エンディングの希望の歌と、絶望と地獄の中にのたうちながら、なぜ生きねばならないのか、本意でなくとも人として生まれどうあるべきなのか、等々…物凄く人間の本性を問いかけてくる普遍的問題作
です。
怒り、苦しみ、悲しみを抱えてる方に
- ★★★★☆
- 投稿者:NY 2013年05月09日
原作で発表されてから今も尚、熱い内容でした。それは、人を喰らってしか生きる術を知らないというセンセーショナルさばかりでなく、ジョージ秋山さんが得意とする人間にとって永遠のテーマがそこにあるからこそでもあるんですが、短いながらも法師との問答に、思わず込み上げるものが堪えきれませんでした。人は生きているだけで罪、その罪とは法律による罪ではなく、人が人ではなくなった時と短絡的に説明していますが、今日も肉や魚を食べ、それを血肉に代えて生きながら、それでも不平不満をもらす貪欲さは、言葉を知らないアシュラと同格ではないかと……。考えさせられます。ただ、他の方も書かれていますが、この内容にしてあの主題歌は……という所で、星一つ減らしました。
[ネタバレ]観られてよかった
- ★★★★☆
- 投稿者:ブツ 2012年10月11日
原作をまるで知らないでの鑑賞・感想です。
公開からまだ10日ぐらいなのに時間、シアタ-とも端っこに追いやられ、よほど動員が悪いおもしろくない作品なのかな?と、訝りましたが、とんでもない。凄い!
凄いと思うからこそ、不満に思う部分はもったいなくてくやしくなる。
アシュラ(若狭さんもちょっと)の声やセリフがそぐわない。いっそ無声だったらどんなによかっただろう。
アシュラは最後まで言葉なんて習得しなければよかった。言葉が人間を人間たらしめるという意味だろうが、大きなお世話だ。言葉に頼ったために本質が損なわれた。残念を通り越して握ったこぶしがプルプルするほど。
個人的には法師の存在、キャラが邪魔だった。法師がいなければ話が成り立たないと理性ではわかっても、アシュラを安易なものにしてしまったことが腹立たしくてならない。言葉を知らず生身の人間に喰らいつく、そういうアシュラでなければ表わせないものこそかけがいがないのに。
最後にきてそぐわない主題歌が残念。時々画像に雑な部分があったような気がしたが、全体のエネルギ-の前には微々たることでした。
生きている限り、人は罪人!?
- ★★★★☆
- 投稿者:王様の耳はロバの耳! 2012年09月29日
何か訴えかけるような泥臭いキャラ、アシュラの劇場予告を見て、観に行く気になった。「原作は有害指定図書」という前フリから相当エゲツない映像が飛び交う作品と観る前は覚悟していた。人肉食い、子殺しと人が一番やってはいけないタブーを正面から受け止めいる「悟り」の作品だと観終わって思った。命を喰ってでも生きる「生」と悪行に染まらない「死」との二者択一の選択を登場キャラに突き付ける残酷さがより現実感を際立たせた。何もやらなければ死んでしまう時代、現代病でもある「引きこもり」など具の骨頂だと笑いとばされてしまうだろうな思う作品でもあった。
[ネタバレ]人間の業とわ
- ★☆☆☆☆
- 投稿者:たかし 2012年10月07日
テーマが人間の業とはであったが、その通りの映画であった。映像のえぐいところもあるが、内容が私の胸に強く突き刺さった。自分の欲深さいやらしさ業の深さを問いかけられているようでとても見るのが辛かった。作品中にあるセリフで「人間であるから苦しんだ」たぶんこんなセリフであったと思いますが、自分に言われているようでとても嫌だった。でも見終わってそれでも僕は生きてる、生きてゆくんだ絶対に生きていくんだと強く思える内容ではあったと思う。
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